自閉症を持った子供達

自閉症を持つ子供達との交流日記。 ある施設職員として自閉症を持つ子供達と共に成長する過程を日記に。

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スケジュールを組む

安定したスケジュールを子供達に分かるように明確に伝える。

これは自閉症を持った子供達が安心して生活していくうえで非常に重要になってきます。

TEACCHでも構造化の一環としてスケジュール組みを行っています。
日本では物理的構造化とスケジュール組みがTEACCHの大きな柱として紹介されていると思います。


そのためTEACCHのスケジュール組みを自閉症の子供達に取り入れている方も多いと思います。

ですが、TEACCHのスケジュール組みを途中で挫折している方もいるではないでしょうか?

有効な言語・文字が理解できない。さらに絵カードの認識ができない。
このような自閉症の子供達に対して、TEACCHの絵カードを使ってのスケジュール組みから入るのはあまり効果的ではありません。

大切なのは

スケジュールをどうやって自閉症の子供達に伝えるか。


自閉症の子供達にスケジュールを理解してもらえる支援をしていくことが重要となってくるのです。







ここからは私の勤務している施設でのスケジュール組みを紹介させていただきます。
今回は多くの方が悩んでいる、

絵カードや言語が理解できない自閉症の子供達のスケジュール組みを中心に。



絵カードが認識できず、有効な言語を理解できない子供達に対して、私達は毎日同じスケジュールをこなしてもいます。

朝起きてからの準備。午前の作業や活動。午後の作業や活動。夕方から就寝するまで。
初めは大きく4つに分けて、毎日毎日同じことを繰り返します


毎日同じスケジュールをこなすことで、嫌でも一日のスケジュールが子供に伝わります。


これが有効な言語や、絵カードが認識できない自閉症の子供達に対する私達の工夫です。
書いてみると単純で簡単なことですね(;´―`)

ですが、子供達の能力に合わせてスケジュールを伝える工夫というのがとても重要になってくるのです。



スケジュールを組むことの大きな目的の一つに、自閉症を持った子供達が、これから起こることに対し先が読めるような状態を作ってあげることがあげられます。

永遠と仕事をやらなければならず、いつご飯が食べれるか分からない。
自分の身になって考えてみてください。

大変恐ろしいことではないでしょうか?



こんな毎日が自閉症の子供達の一部にはあるのです。
いつご飯が食べれるか分からなければ、冷蔵庫を物色したりお店の物を食べようとしたり必死になる気持ちも理解できると思います。



ですのでまずは、安定したスケジュールを子供の理解できる形で提示してあげることが重要となってくるのです。

絵カードを使ったスケジュール組みは、それからでも遅くはありません。



絵カードを使ったスケジュール組みには、絵カードに注目する力・識別する力など基本的なスキルが要求されます。

絵カードでのスケジュール組みを導入されたい方は、まずPECSを試してみることをお勧めいたします。
PECSで人と注意を共有できる力や注目する力、絵と絵の違いを識別できる力を付けてもらうことが意外と近道となるのです。

TEACCHでは絵カードだけではなく、作業や遊びに使う実物を並べてスケジュール組みを行ったりもしていますので、子供に合わせたスケジュール組みをするのも重要となってきます。





少し話が外れましたが、有効な言語や絵カードを理解できない自閉症の子供達に対して、毎日同じスケジュールを組んでいます。
これに並行し、多くの子供達にPECSでの絵カードコミュニケーションを勧めています。

その後ステップアップとして、絵カードをスケジュール組みに導入していきます。

そのころには、毎日やっているスケジュールが定着してしまい自閉症の子供達特有の固執性がありスケジュールを変化させれないのでは?
という懸念もありますが、徐々にであれば変化にも対応できるのも自閉症の子供達の特徴だと考えています。

また、子供達にとって、また社会的に有意義なスケジュールを固執してくれているのであれば、それはそれで素晴らしいことではないでしょうか。


自閉症の子供達がスケジュールを理解してくれることで、問題行動と呼ばれるものは大きく減っていきます。

問題行動を規制するよりも、まずは今やらなければならないことを自閉症の子供達に理解できる形で提示してあげること。

何度も書きましてクドイかもしれませんが重要になってきます(;´д`)



次回余力がありましたら、一歩進んだスケジュール組みを書かせてもらいたいと思います(´д`)
最近忙しいもので・・・・orz






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トムクルーズのことを思う

映画俳優トムクルーズが学習障害だった。


今更かもしれませんが、トムクルーズの事実。
先日まで知らなかったんです・・・・orz

職場の同僚にはかなり馬鹿にされました(´Д`;)


7歳の時に失語症と診断されたトムクルーズ
文字が読めない、認識できない等の障害があるため、映画の台詞等は人が話した声を聞いて覚えるそうです。

学生のころに見た映画レインマン。
トムクルーズが学習障害だったことを知ったとき、このレインマンのことが真っ先に頭に浮かびました。



自閉症を持つ兄と共に生きていくトムクルーズを見なければ、たぶん私の人生は少し変わっていたでしょう。



かつての施設利用者に高機能自閉症の子供がいました。
彼は、高機能自閉症という障害以上の突出した才能をもっていたのです。
そんな彼は今、その世界ではかなりの有名人だそうです。

自閉症の子供達も障害以上のでっかな才能を持っている。


私達は、子供達の一風変わったその才能を探し出すお手伝いさん。
ふと頭に浮かびましたとさ。

おしまい


自閉症の特徴を考える

自閉症の子供達の特徴を考えてた指導。


以前、小学校の特別学級を見学させてもらっときに感じたのがこの、自閉症の子供達の特徴を考えた指導法。

自閉症の子供の持つ特徴というよりは特性と言った方があってるんですかね・・(´・ω・`)
どっちでもいいですが神経質なもので(;´д`)


先日、自閉症児が数名在籍する学級で、算数の授業を見学させてもらえました。



足し算にチップなどの教材を使い、先生がほぼマンツーマンで指導しています。
どのように自閉症の子供達に算数を教えるのか興味しんしんだったのですが、子供はというとチップや鉛筆を投げたり、走り回ったり。
先生方はとても大変そうでした。(;´―`)

先生方が「走らない!」「物を投げない!」っと激を飛ばしていましたが、ここでふと疑問を感じました。


自閉症の子供に対してその指導の仕方は・・・・・。




自閉症の子供達に対する指導で大切なことの一つに、何が良い行動・求められている行動なのかを知ってもらわなければならないということです。

自閉症の子供達の特徴の一つに社会性の問題があげられます。

自閉症の子供達が持つ社会性の特徴として、「どの行動が良いことなのか」「どの行動が悪いことなのか」を理解するのに困難がある。


適切な行動を知らない自閉症の子供達の行動は、ほとんどが不適切な行動ではないでしょうか。

その悪い行動を注意し止めたとしても、どんどん悪い行動がでてきてしまい果てしなく広がっていくでしょう。




私達現場の人間に求められていることは、自閉症の子供達に対し「何が良い行動」「求められている行動」なのかを伝えていくことなのです。







「算数をやってもらう」時間に、「走りまわらない!」「物を投げない!」と、不適切な行動を注意するのではなく、「算数をやる時間ですよ」とその子供が求められている行動を伝えていく必要があるのではないでしょうか。



多くの方が、不適切な行動に目を向けてしまい、本来のやってもらわねければならなかった行動を伝えきれずにいるように感じます。

そして、走り回る自閉症の子供の後ろを着いて行くだけの結果になってしまう。

自閉症の子供達が何を求められ、何を期待されているのかを伝えていけるような環境が必要になってくるのです。

自閉症の子供達が何をしなければならないのかを解ってこれば、不適切な行動は少なくなります。



なんだか解りにくい文章になってしまいましたね(;´д`)
ただ言いたいのは、不適切な行動を注意していても問題の解決にはならないということです




皆さんも子供さんの良くない行動ばかりに目を向けていませんか?

ここは自閉症の子供達が向くべき方向を教えてあげるのも、私達大人だと偏見を持っている管理人のブログです(´ι _`;)

最適な学習環境

自閉症の子供達にとって最適な学習環境。


たぶん世界中の親御さんが考えたことがあると思います。







ある心理学の書籍に書いてあった言葉。











「人間の学習を促進するには、適度なストレスを与えること」



自分の過去を振り返って考えてみました。

・パソコンが壊れた。
・好きな女の子ができた(ずいぶん昔のことです(´Д`;)




まずは
【パソコンが壊れた】

数少ない楽しみであるインターネットが出来なくなった。

上記の理由により、当時は結構なストレスになっていたと思います。
この時は、本屋に行き本を立ち読みして回ってみたり、職場のパソコンでパソコントラブル関連のページを印刷したりと手の限りを尽くし、なんとか修復した記憶があります。
(職場のパソコンは、夜中こっそり印刷しました(´ι _`;))



結果としてパソコンが直った以上に、パソコンについての様々な知識が見についたように思います。

この一件以降パソコンを自作したり、職場でも
「パソコンのことはアイツに聞け」
と言われるほどにパソコンの知識が身についていました。



次に
【好きな女の子】

「他人の立場になり気持ちを考える」


という力が大きく成長した思います。

色々とその子の立場になって考えました・・・。
たぶんこの件に関しては、人生の中で一番悩んできたことだと思います(;´д`)
恋愛が一番の社会勉強になるって言ってる方もいますしね(*´σー`)
このとき学んだ「他人の立場になり気持ちを考える」。
これは自閉症の子供達と関わる上で非常に役に立っています。



それはさておき、上記の二つの件に関して共通しているのは、ストレスが掛かっているということ。


どちらも適度だったかは怪しいですが・・・(;´д`)




確かに自分は、自分の欲求を満たせなくなるというストレスが掛かると、非常に悩み、勉強していました。
(女の子のことを考えた欲求。書いてて恥ずかしいですが、分かりやすいと思うので本音で書いていきます・・・orz)



パソコンの件に関しては、インターネットで遊ぶという欲求が満たされなくなったために必死で勉強しました。

パソコンが壊れなければパソコンについて勉強することはなかったでしょう。
インターンネットに興味はあっても、パソコン自体には興味が無かったのでパソコンの勉強してみようという気にもなってなかったと思います。


女の子の件に関しては、「一緒に居たい!」「好きになって欲しい!」という欲求を満たすため、その子が何を考えているか必死で考えました。
その時に読んだ心理学の本の知識も、頭の中に強く残っています。






そう強く残っているんです!!!



「人間の学習を促進するには、適度なストレスを与えること」

これは自閉症の子供達にも当てはまると私は考えています。

ストレスが掛からなければ人間は悩まないものです。


悩むことで考えます。
考えることで、学習していきます。




自閉症の子供達特有の固執性

私達がよくやるやり方の1つに、この固執性を利用することがよくあります。
朝7時15分キッカリに起き、水を1杯飲み、服を着替え、食堂にあるリモコンを所定の位置にそろえ、朝食を取る。

これらを毎朝同じように繰り返す、当時15歳の男の子タッ君がいました。※タッ君は仮名です。




ここで私達はタッ君にストレスを与えます。
「リモコン」を隠しておくんです。

タッ君は必死で探します。
毎朝の習慣が崩れることへの抵抗、リモコンをそろえないと朝食が食べれないことへの怒り。


タッ君は職員の前で、座り込んでみたり机を叩いてみたり。


そこでリモコンと一緒に「リモコンの写真カード」を見せます。
リモコンカードを指差しながら、「リモコンだよ」と伝え本物のリモコンをタッ君に渡します。


それを徐々に変化させていき4日後、タッ君はかつて本物のリモコンが置いてあった場所に、新たに置かれた「リモコンカード」を職員に渡してくれるようになりました。




このように自閉症の子供達も、ストレスによって悩み・考え、そして学習していくプロセスがあります。


また自閉症の子供達が持っている固執性についても、うまく利用していくことも大切だと思います。






「ストレスが無いところに学習は無い!」
と、ここは極端な偏見をもっている職員のブログですのでご注意ください(´ι _`;)



※非常に眠いため、また後日記事を修正・追加させてくださいヽ(;´д`)ノ



カードコミュニケーション


絵カード交換システム・PESC。

皆さん一度は聞いたことがないでしょうか?



このPECSは賛否両論があり色々な意見があると思います。
 

今回は絵カードなどを使った意思伝達システム、PECSについて私個人の意見ですが書かせていただきたいと思います。



「カードを使うことによって、口語言語が発達しなくなってしまう」と言われる方がいますが私は反対の意見です。
カードを使うことによって口語言語が発達しなくなってしまうのは、絵カードから口語言語へ発展させる方法を知らないのでは?
と私は思ってしまいます。

結論から言いますと、絵カードコミュニケーションのPECシステムというものは、視覚優位の自閉症の子供達にとって非常に有効だと考えています。


絵カードを子供に使ってもらおうとしたのに、なかなか子供が使ってくれず結局あきらめてしまった・・・。




これはよく聞く話ですね(´Д`;)


自閉症の子供達に絵カードを使ってもらう最初の目的は、コミュニケートするということを知ってもらうこと('д')

導入当初に、大人の意思を伝えるカードや、沢山の種類のカードを使いすぎてはいい結果にはなりません。



まずは、子供本人が大好きなもの!

お菓子やご飯、ジュース、水遊び、公園などその子が一番要求したがっている物を選ぶことが大切なんです(゜д゜)
要求したいカードは、すぐに覚えて手渡してくれるようになります。

まず自分の要求が伝えられる便利さ・楽しさを知ってもらわないとなかなか絵カードを習得していってくれないでしょう。




その後、徐々に絵カードの種類を増やしていき、スケジュール統制やこちらの意思伝達に使っていくのです。

自閉症の子供には、絵カードを使う・喋れる以前にコミュニケーションすること自体を知らない子供達がいます。

また知っていても、社会的に適切な表現方法を知らない・教えられていない為に問題行動を行うことにより人々の注目を集め、要求を満すといったことを学習していってしまいます。



まずは絵カードで自分の要求が叶えられる便利さ・楽しさを知ってもらう!

これが重要なのであります('◇')ゞ



また私の経験上、絵カードを使いこなしてくれれば、言語への切り替えがとてもスムーズに行える子供達が多い。
絵カードから口語言語への切り替えに関してはまた後日、書かせていただきます。


最後に。

すべての自閉症児にPECSが有効ではないと思いますが、有効な子供達が多いのは事実です。


また、絵カード交換システムは言葉を喋れる子供に対しても有効なことが多々あります。


行動療法をやっている人はPECSを否定し、PECSをやっている人は行動療法を否定するといった傾向がよくみられます。



私達の考えは、その子供に必要なものを取り入れていく

自閉症の子供達に有効な療法として、行動療法、PECS、TEACCHの構造化、遊戯療法、音楽療法などこの他にも様々な療法があります。


どれか1つに固執せず、大人が柔軟に対応するのが大切なのではないでしょうか。
大人の偏見によって、子供の成長が止まってしまうのはとても悲しいことだと思います。




以上私の偏見でした(´ι _`;)


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そだちの科学1号
特集:自閉症と共に生きる

最新の自閉症療育を日本を代表する専門家が執筆する。
行動療法やTEACHH、自閉症の子供達の発達段階など自閉症のお子さんを持つご家族に一度は読んでもらいたい書籍です。






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